未使用車のメリットとデメリットについて
未使用車は「新車に比べて安く買える」、など多くのメリットがあります。人気の車種はホームページに上がった時点ですぐに売れてしまいます。
でも、良いことばかりではありません。いくつかのデメリットもあります。
未使用車の良い点・悪い点を理解したうえで車を探すべきです。今回は、未使用車の「メリット」と「デメリット」、両方向から考えてみました。
未使用車がなぜ存在するのはこちらの記事で詳しく解説しています。新古車(未使用車)とは?なぜ存在するの?
未使用車(新古車)のメリット
まずは、良い点から見てゆきましょう。
車両価格が安い
新車と比べるとやっぱり新古車は安いのが魅力です。車体本体価格は、当然新車ではないので価格を下げて販売します。
車種にもよりますが、10%〜15%ほど安く設定されている車が多いです。
税金もお得
未使用車の購入時には「重量税」が必要ありません。
重量税は、新車の登録時と車検の際に必要になる税金です。
すでに新車登録が済んでいますので、未使用車は次の車検まで払う必要がないのです。
軽自動車の重量税は安いので、メリットと言う点では少ないかもしれません。
ですが、重量の大きいミニバンなどでは結構お得といえます。※エコカー減税
自動車取得税に関しても減価償却分減額されるので安くなります。
また、自賠責保険もすでに支払い済みですので、購入者の負担が少なくなります。
※この税金関連については、購入店により異なる場合もあります。事前に良く確認して下さい。
納車までの期間が短い
新車であれば、契約してから納車までの日数は結構かかります。基本的に受注生産ですので、早くても2週間、通常であれば1か月くらいはかかります。
特に人気車の場合は、「納車は半年後!」、なんてこともあります。
未使用車の場合は、すでに登録は終わっていますので、必要なのは名義変更と納車前の簡単な点検・整備位です。
早ければ2〜3日、大体2週間もあれば納車可能です。
メーカー保証も引き継ぐことができる
新車の場合は、「メーカー保証」というものがついています。
・一般保証:新車から3年間または走行距離60,000kmまで
・特別保証:新車から5年間または走行距離100,000kmまで
このメーカー保証を引き継ぐことができます。
方法は、ディーラーで12ヶ月点検を受ければメーカーの保証が継承されます。(メーカー保証期間内であれば可能)
詳しくはこちらの記事で書いています。未使用車の保証継承をしないとダメな理由
そうすると新車の保証と同等になります。ただし、メーカー保証は新規登録日からの有効期間です。未使用車の購入日からではありません。
新古車(未使用車)のデメリット
良い点ばかりに目が行きがちですが、デメリットも理解しておきましょう。
好きなボディカラーや装備を選べない
未使用車は、流通在庫から選ぶことになりますが、新車と違って未使用車の流通量は圧倒的に少ないです。
欲しい!と思った車種の好きなカラーや欲しい装備が備わっている新古車の在庫があるとは限りません。
少々の妥協が必要な場合もあります。
メーカーオプションをつけることができない
サンルーフや安全装置などのメーカーオプションは新車にしか装着することはできません。
ディーラーオプション(ナビやホイールなど)は購入後でも装着できます。
次の車検までの期間が短い
登録だけして、新車と一緒に並べて店頭で値段を下げて売るわけにはゆきません。
そんなことをしたら、新車が売れなくなってしまいます。そのため、未使用車はディーラーでは少しの期間、車庫で保管されます。
ということは、未使用車の車検の有効期間が短くなります。半年間倉庫で保管されていた場合は、「次の車検まで2年半」、と言う事になります。
欲しい車種を見つけるのに苦労する(場合がある)
新古車はお買い得なので、人気の車種は店頭に並べるとあっという間に売れてしまう事も珍しくありません。
ほとんどの人はネットで調べると思いますが、実はインターネットに公開されている車両情報は全体の30%にすぎない、という事実があります。
そのなかから、欲しい未使用を探すのは結構大変です。
未公開の車両の情報から探すことが、ライバルよりも早く人気の未使用車を探す方法です。
こちらのサービスを使えば簡単に未公開車両の情報を得ることができます。
全体の70%にものぼる車両情報の中から、無料でお望みの車両を探してくれます。備考欄に、「未使用車希望」と入力するだけでOKです。
新車の見積書と比較してみるのも「アリ」だと思います。
買い替えなら、他にも重要な事がある!
それは「愛車の査定金額」です。
車の査定金額は、どこで査定を受けるかによって大きく金額が変わってきます。
車種によっては30万円以上の開きが出ることも結構あります。30万円あれば、新車を選ぶこともできるかもしれません。
損をしないためにも、是非こちら記事も読んでいってください。
>>車は下取りに出しちゃダメ!買取りに出した方が高く売れます!