新古車（未使用車）の購入に必要な書類について
新車であれ中古車であれ、車を購入する際は色々な書類が必要になります。
大体の書類は、事前に販売店が指示してくれますが、取得に時間のかかるものもありますので、間際に慌てなくてよいように知っておいた方が安心です。
今回は未使用車を購入する際に必要な書類について解説してゆきます。
新古車(未使用車）の購入に必要な書類
印鑑証明書
名義変更などに使用する印鑑が、「実印」であることを証明するための書類です。発行から3か月以内のものを求められるので、取得しておく必要があります。
もし、「実印」をまだ持っていないのであれば、まずは、印鑑登録が必要になります。印鑑登録は大きさの制限はありますが、形の制限はありません。一人1個だけ登録できるものです。
不動産の購入や公的な書類を作成するときにも必要になりますので、この際に作っておきましょう。ちなみに店頭で売っている数百円の認印を登録すのではなく、「自分だけの」印鑑を作りましょう。
インターネットで探しても、1週間もあれば作成してくれます。
また、ローンを組んで自動車を購入する場合で所有者が販売店や信販社の場合は、印鑑証明や実印は必要ありません、別に銀行印や通帳、住民票が必要になります。
※軽自動車の場合は印鑑証明は必要ありません。住民票が必要となります。
車庫証明書
正式には「自動車保管場所証明書」といいます。長いので「車庫証明」と表記しますね。
購入した車の保管場所を適切に準備しています、ということを証明する書類です。通常は、販売店が代行して作成、取得してくれます。その手数料は、1万円〜2万円位が相場です。
自分で取得することも可能です。その場合は印紙代だけで済みますが、平日の昼間に２回、警察署（派出所ではありません）に出向いて、手続きをする必要があります。
忙しい方は販売店に任してしまいましょう。
軽自動車の場合は車庫証明ではなく、「保管場所届出」という書類になります。地域によっては必要のない場合もあります。
委任状
車の登録手続き等を、販売店に代行してもらうのに必要な書類です。
販売店が用意してくれますので、ユーザーが準備する必要はありません。それに記名、押印することで完成します。
軽自動車の必要書類は少し異なる
購入する新古車（未使用車）が軽自動車の場合は、必要な書類も少し異なります。
印鑑証明は必要なく、印鑑も認印でOKです。なぜかというと、普通車は、家やマンションと同じ「資産」として扱われ、登録（不動産の場合は登記）が必要です。
一方、軽自動車は「資産」とはみなさないので、軽自動車検査協会に必要書類を届け出るだけでOKなのです。
また、住民票も必要になります。先程もお伝えしましたが、車庫証明は必要な地域と不要な地域があります。
このあたりも、販売店が教えてくれますので、あまり心配はいりません。
下取りや売却がある場合
販売店に下取りで車を引き取ってもらう場合は、下記の書類も必要になります。
印鑑証明書
購入書類とは別にもう一通必要です。こちらも3ヶ月以内のもの用意します。
自動車検査証
いわゆる車検証ですね。車検証は車を運転する際には携帯するよう義務付けられています。
ですので、ダッシュボードで保管されてるのがほとんどですが、万が一紛失した場合は再発行してもらいましょう。
使用の本拠の位置を管轄する運輸支局又は自動車検査登録事務所で手続きすれば再発行してくれます。
自賠責保険証
車検の時に支払う自賠責保険の保険証です。こちらも走行時に携帯する義務があります。
車検を自分で行うユーザー車検をする方は自分で自賠責保険を支払うので、この書類を覚えていることでしょう。
でもほとんどの方は、車検を業者に委託するので、「どんな書類だったかな？」という感覚だと思います。
こちらも車検証と一緒にバインダーに入っているはずですので、一度確認してみてください。
自動車税納税証明書
自動車保険を納めています、という証明書です。
毎年5月の上旬に送られてくる自動車税納税通知書でコンビニや郵便局・銀行などの金融機関で納税すると、その用紙の右側の一部を切り離し、領収印を押してくれます。
小さな紙ですので、レシートと一緒に捨ててしまった、なんてことも少なくありません。
もし紛失していたら、自動車税を納めた都道府県の税事務所、軽自動車の場合は市区役所にて、再発行してもらえます。
必要書類に記載し窓口に提出すれば大丈夫です。
その他に必要な書類
・リサイクル券
・住民票や戸籍謄本が必要となる場合もあります。車検証の住所や氏名が印鑑証明書と異なる場合です。こちらのサイトで詳しく書かれています。
こうしてみると結構手間がかかりそうですね。でも、基本的には販売店が行ってくれますので、ご心配はいりません。
気を付けなければいけないことがあるとすれば、それは愛車の査定金額です。
査定金額は、どこで査定を受けるかによって大きく金額が変わってきます。車種によっては30万円以上の開きが出ることも結構あります。
損をしないためにも、是非この記事も読んでいってください。
＞＞車は下取りに出しちゃダメ！買取りに出した方が高く売れます！